卒業展について

卒展がいよいよ明日からはじまります。
いろいろなご質問頂戴しておりますので、お答えします。

今回展示する「記憶のかばん」について三つ注意点をお話しします。

はじめに。私のものづくりのテーマは、「布を育てる」です。
使い手と一緒に育っていくものをつくること、使い手がかばんを育てる過程でお直しなどのフォローをすること、を大切にしてきました。学生最後の挑戦として、色々な理由で一度眠ってしまった布を、私の手で生まれ変わらせて、また育っていくようなかばんを作りたいと思いました。

そして生まれたのが「記憶のかばん」です。記憶のかばんは、これまでにかばんがご縁で繋がった「かばんの里親」の方々からの、古着と古着とのエピソードの寄付から生まれました。藍とやまももから生まれた黒色のかばんです。今までのかばんとは、見た目も素材も違います。(写真を添付いたしました)ですので、一つ目に、今までのカラフルなかばんとはちょっと違うということをご理解ください。

二つ目は、エピソードがついているという点です。色々な思い出がタグの裏に添えられています。子供の成長とともにきれなくなった古着、はじめて買った憧れのブランド、いろいろなお話しがついています。お話しを引き継いで、また次のお話しを紡ぐかばんなのです。なかには、悲しい話もあります。なかなか、いつものように気軽には購入しにくいかばんかもしれません。

三つ目は、大学の卒業展示で共有のスペースということです。絵画や彫刻と同じように、わたしのかばんも展示してあります。みんなで分割していますので5メートルくらいの小さなスペースです。


この三つをまずご理解ください。

質問について

・初日の整理券のこと。いまのところ整理券などのシステムは考えておりません。大学という施設ですので、入り口がたくさんあり、なかなか難しい現状があります。

・40個完売した場合。今回は予約は受け付けません。購入いただいた場合、売約済みのシールをはり、展覧会後のお渡しになります。


・野村の在廊について。期間中の土日は会場にいる予定です。

平日も、ほぼ大学にはいます。休憩の時は、近くの作業場におります。受付の人にお伺いください。


お待ちしておりますー!