夏、きらいではない

白い石鹸。使いはじめと使い終わりが、とびきり良い香りに思う。

 

先っぽのペディキュア。ラピスラズリみたいな色をこっそりつけてみる。ひみつ。

 

夏の夕涼み。どこまでも歩いてゆけそうでちょっと怖い。ひぐらしが鳴いてる。

 

夏のビール。プルタブをあける音を録音したくなる、発泡酒もビールになる。

 

小学校の蝉の声。のどか湧かないか心配なくらい大合唱。

 

8月の中頃、終わり、九月のあたま。

なんだか苦しい。

左胸のあばら下の裏の裏のずっとずっと遠くのあたり、きゅーって、きゅーってなるもの。淋しげな秋の風が原因です。 

 

夏のことほんとは好きなのかもしれない。